[SPEC]劇場版~結(クローズ)~ - sacsra / NOTE

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[SPEC]劇場版~結(クローズ)~

TEAM SPECのTEAM SPECによるTEAM SPECのためのSPECクローズ

 単純な映画なら「ドラマを見ていなくても楽しめるよ」と薦める事もあるでしょう。しかしSPEC結(クローズ)は違う。14年(製作陣営にとってはそれ以上でしょう)の集大成の映画なのだ。しかも結は漸ノ編(前編)と爻ノ篇(後編)の二部作。いつものように単純に数行の映画感想で終われる類の作品では無い。


 「SPEC全然見てなかったんだけど面白いらしいよねー、映画見てみようかなあ」という声も聞いた。「漸ノ編見てないけど、爻ノ篇だけ見ても楽しめるかなー?」という声も見た。この感覚は普通だと思う。

 例えばターミネーターは何話から見たって面白い。MIBだって。ハリー・ポッターだって。チャッキーだって。グレムリンだって。インディ・ジョーンズだって。ハングオーバーだって。ダ・ヴィンチ・コードだってそうだ。スターウォーズだってついていける。マトリックスだって十分堪能出来る。あのレクター博士シリーズ(ハンニバル等)ですら、単作でも十分に楽しむことが出来る。トイ・ストーリーシリーズやモンスターズインクシリーズだってそうだ。邦画TVシリーズ→映画化物で考える、踊る大捜査線、問題ない。ガリレオ。海猿。あの木更津キャッツアイ・ワールドシリーズですら問題ない。まほろ?むしろ映画から入った客層のが多いのでは。鈴木先生、アンフェアだってTV版の補足があり、また理解に容易いので十分に楽しむことが出来る。TRICK劇場版は、言うなれば虎さんのような釣りバカのようなところまで来ていたので、当然TVを見ていなくても楽しめる。(今度の最終話は少々違う趣となりそうだが) 

 要は中途半端な回の作品を見ても、大抵の作品は十分に堪能することが出来るのだ。


 大抵の人は映画をあまり1人で行かない。1人で行くより2人で行きたい。続編であろうが映画に誘って、一緒に見て、観終わった後、互いの感想で楽しみたい。興味を持ったなら前作の概要を話すなりして、オススメすればいい。お陰でシンプルに「一緒に映画を見に行くというイベント」を楽しむことが出来る。また、内容が取っ付き易く感想も言い合いやすく映画ならではの感動が味わえれば、口コミ効果も期待出来る。

 結果たくさんの人に見てもらう事が出来る。見た人の分だけ評価は違うから賛否は分かれてくるが、それ以上に興行成績があがることが嬉しい。ランキングの上位に鎮座する姿を長く拝んでいられるという幸せを味わうことも出来る。もっと膨らませば、キャストやスタッフの更なるメディアへの露出も増え、撮影秘話のこぼれ話も聞けたりする。色々垂れたが、まあ単純に作品の製作陣が世に認められること自体が素直に喜ばしい。


 しかし、SPECは、違う。

 SPECに関しては、とてもそうは言えない。はっきり言ってしまうと、単品だけを見ても楽しめない。初日(公開日深夜0時)、爻の舞台挨拶で堤監督が「是非周りに紹介を」と話しておられたが、内心複雑に考えてしまった。この長年に渡って作られた複雑怪奇難解なテーマのテレビドラマの最終回の最終回の最終回…。むしろ映画だけを見て「感動した」と言われた日にはその人の感性を疑ってしまう。ともあれ「駄作」と言われるのは心外極まりないのである。平たい言葉で「要はさ」とまとめられると勘に触ってしまうかもしれない。だからこそ「純粋な映画ファン」に薦めることが出来ない。

 「口コミ」広がる・広める。特に今の時代、ヒットの基本はここにある。アメリや告白などはその代表的な例だ。しかしSPECは違う。SPEC結を薦めるとなると、SPEC・TV10話+翔+天+零、……出来たら干(3DSゲーム)も抑えておいてほしい。出来ればケイゾク・TV11話+特別編+劇場版も見てしっかり自分の中での解釈を持って挑んで欲しいと願う。終わった後、感想で盛り上がるためには、関連書籍に目を通し世界観や基本用語(シュレーディンガーの猫、ファティマ、ABC理論、双子のパラドックス、ダークマター、パラレルワールド、ガイア理論、他多々..)をある程度お互い理解していることも必要だろう。

 でもですね。一点だけ。クローズが何故このクローズだったのか、全編を通して見て貰えればきっと伝わると思うのです。そして涙が溢れて止まらない人達の気持ちが見えると思うのです。映画館の中はともかく、映画館を出て日常生活を送る中でぼんやり空を見上げたり、雑踏に立った時に涙がこみ上げてくる感覚が、分かって貰えると思うのです。

 「その作品だけを見て満足させられないなら、映画として成り立っていない」というのは至極真っ当な意見だ。だけどSPECは違う。だからこそ、TEAM SPECのTEAM SPECによるTEAM SPECのための結(クローズ)と書いた。


 TEAM SPECとはSPECを作ってきた製作陣を指すが、敢えてここではケイゾク・SPECをずっと愛し続けたそのファンも含めて呼ばせて貰おうと思う。ファンがいなければ、この最終回を見ることは出来なかったと思うからだ。失礼ながら正直、興行成績が50億にのぼるヒットに繋がるとは思っていなかった。上記に記述した大前提を踏まえると大健闘、というか大成功、過去に類を見ない作品だと私は思う。大いなる、果敢なる挑戦に敬意を表する。製作陣の方々、そしてメディアを含めSPECを祭り上げてくれた方々、そしてケイゾク・SPECを愛したファンの方々へ御礼申し上げたい。おかげで、素晴らしいクローズを見届けることが出来ました。ありがとうございました。


 「SPEC魂に恥じぬよう、全力を尽くします。命捨てます」
ーーー「バカ、命捨てんな」
 「はっ!! 命令通り長生きします!!」


 TEAM SPECの端くれとして、今なお心に膨らむこの感動と、そして私なりの解釈、残された謎を書いていこうと思う、思います。

 「SPECに出会えて、だいぶ感動です。」 


過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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