[SPEC]SPEC結を通してもう一度見直す世界 - sacsra / NOTE

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[SPEC]SPEC結を通してもう一度見直す世界

 この映画を見ると 柔らかい日差しや、雑踏、なんてことの無い日常を見た瞬間、涙が溢れ出してしまう。

 誰かが必死で繋いで守ってくれたこの世界。いま自分に命があること。明日があること。


 わたしたちは、誰かの血と汗と肉と涙と、そして尊い命によって今が創りあげられていることを知らない。今日は誰かが全身全霊をかけて願った明日である事を知らない。その知らないことがいかに罪であるのか、悔しくて悲しくて、自分の無力さを嘆いて泣いてしまった。

 事を「分からない」事は自覚出来るが、事自体を知らないことは自覚すら出来ない。見聞きした情報が真実か、知っている情報が正しいのかすら知らない。

 わたしはクローズ爻ノ篇を見て、体中の細胞が絶望したような感覚を受けました。ふたたびまた、SPECに、ポツーンと、置いてけぼりを喰らってしまいました。

 ―――記憶。
 確実な記憶を持ち続ける事は人間には出来ない。
 強く記憶した情報もやがて経験と時間が加わり、イメージへと勝手に補正されていく。

 ―――言葉。
 会話や文章は誤解を産む。
 余談だがバベルの塔の物語に込められた神の行動は、人類が滅びるまで続く呪いだ。
 言語と文化が分けられた国境によって言葉は恐ろしさは増した。

 ―――人。
 抑制出来ない自分勝手な感情を持つ。
 そして中途半端に発達した脳が更に毒を放つ。

 ―――不確実な「記憶」と危険な「言葉」を、毒にまみれた「人」が使う。

 自分の無知さ、人の想いとは一体何なのか、正解はどれなのか。当麻の覚悟はわたし達の死より重く苦しいものでは無いか?セカイは悪?卑弥呼は裏切り者?

 過去・歴史は時間と伝承で少しずつ歪む。でも、それは必然だ。社会は、歴史は、報道は、そして私達が「偶然を全て都合のいいように積み重ねる」。私達はそれらの危険で曖昧な情報に囲まれて育ち暮らし、そしてこれからも生きる。わたしは何が正しいのか、そもそも「今は間違いなのか」、その判断すら日々揺れる。きっと、今までにもこんな人類の未来の為に尽力した人がいる。歴史の一語にも残っていない偉人がいる。また、今まさにこの時も、未来の人類の為に心血を注いでいる人がいる。

 それぞれが大切にしている、それぞれのたった一つの世界。
わたしたちは、自分が知っているものしか、知らない。自分にある情報がその人の世界だ。

 何を問題と見るか、何を正と捉えるか、誰かのせいにし不満ばかりに重きを置く前にまずは今、あるこの世界を創ってくれた先人に感謝しなければならないのかもしれない。

過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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