[SPEC]クローズアップ当麻紗綾 - sacsra / NOTE

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[SPEC]クローズアップ当麻紗綾

 超越したKY。欠落した協調性、常人離れした頭脳、の癖に瀬文にだけは常に肉弾戦で喧嘩を挑む幼稚さ。いつも事件には誰よりも真剣で、事件が起きると解決するまで睡眠も取らず真摯に事件を解いてきた。どんな状況でも「大切なこと」「真実」を見失わなかった。「100の物証より1000の証言より、てめえについてるふたつの目ん玉を信じろ」壺坂の言葉を知っているかのようだった。唯一の弱点は空腹。そして食事中の幸せそうな顔。味バカ。舌バカ。バカ。クルクルと変わる愛くるしい表情。

 私達は、あなたが大好きで大好きで、大好きでした。


[零]


 TVシリーズが始まる前の当麻と瀬文の物語。(本来の順番だと起+翔天+零結でクローズとセットで見る物ですが、この記事では零から書いていきますね)

 透き通るように澄み渡った広く青く晴れた空。
 彼女がぼんやり見上げたまさにその時、遠く離れた地で飛行機事故が起きた。
 彼女にとって笑顔の理由の全てであった両親と弟を失った。
  
 突然の家族の喪失、しかし彼女には受け止める時間は無かった。
 いつも温厚で穏やかで天真爛漫な祖母が狂乱した。彼女は必死に祖母を支えた。
 事故から大して日も経たない中、警視庁の使いから「両親は殺された、SPECで」と説明された。
 祖母にも話せず、彼女は1人で抱え込んだ。
 苦しくて悔しくて。つい道端で手をついて1人涙を流した時、彼女の左手のSPECが目覚めた。
 
 友達を持たなかった彼女は結果、死者との世界にのめり込み、孤立を更に加速させた。

 
 彼女はまだ高校生。
 
 結で彼女がスペックホルダーしか召喚出来ない理由が解明されました。
 しかし、それは彼女が今までどれだけ恐怖の中、1人で過ごしてきたのかも示唆することになりました。
 
 わたしはそれまで死者との対話が彼女の孤独を癒してくれたのだと思っていました。でもそれは多分違う。
 
 一番苦しい時に彼女がのめり込んでいた世界の死者は、現世を恨む先人類。いわれなき理由で殺された人。破壊神(セカイ)と創造神(潤)が、来たるべき時に備え、器にギュウギュウに閉じ込めた先人類とスペックホルダー。輪廻転生も許されずただひたすらに、よどみの中に留まっている霊魂の群れ。
 
 現世で縁の無い先人から温かい言葉をかけられたとは思えない。勿論彼女自身が先人へ愚痴を吐いたとも思えない。社会の不条理さ、永遠に続く地獄、愚かな人類、先人から放たれる言葉は負の固まりだったのではないかとわたしは思うのです。それを彼女は面白がり、理解し共感し、没頭したのではないでしょうか。現実から逃避するために。召喚した死者から、死者の世界について質問したことでしょう。召喚出来ない両親や弟についても死者に尋ねたことでしょう。そこで死者が二種に二分されていることも知ったのでしょう。
 
 彼女が正気を保てたのは奇跡。……いや、もしかしたらこの頃は正気を失っていたのかもしれません。体中を絶望と憎しみが支配し現実から逃避する日々・生きる理由は復讐心に飲み込まれていたのかもしれない。(お祖母様の支えとして傍を離れたくないのであれば京大ではなく東大に行っていただろうし)
 

 そんな彼女にもついに親友が出来る。生涯において最初で最後の親友ナンシー。
 屈託なく馬鹿騒ぎし、年相応の女の子としてはしゃぐ姿が見られるのはナンシーと過ごした日々だけだ。
 しかしナンシーも彼女の命を守る為に命を落とす。ナンシーも下の世界へ行ってしまった。 
 
 目には目を、歯には歯を。
 彼女はたっぷりの餃子丼を食べた後、上野真帆の復讐に一切の迷いを見せることなく加担しディアブロへの復讐を遂行させた。
 我が国、罪刑法定主義に糞くらえと言わんばかりに。
 そしてニノマエに対しても強い強い憎悪を持ち相打ちを覚悟で復讐に挑んだ。


 
 零の頃の当麻が、あまりにあっさりと真帆を召喚しディアブロを殺させるシーンに、最初は面を喰らいました。あんなに正義感に溢れ、人を尊く思う当麻らしくない行動だと。
 
 刑事は刑事、けれど事件を解くのはゲーム感覚。法に触れなければ何をしたって良い。悪を滅ぼすは善。悪い奴は殺す。復讐は必然。孤独を孤独で塗り固められ、視界に見えるは闇一色。
 
 この頃の当麻は至ってシンプルに真っ当に「純粋な天使」という名の悪魔になる道を歩んでいたように思います。
 
 
 登庁初日。地下21.5階から死体安置室へとガツガツ向かう当麻。対して瀬文。日々訓練に励んでいるはずが珍しく制服を着て入山隊長に連れられ訳も分からずガチガチに緊張した面持ちで庁内を歩いている。
 当麻と瀬文は廊下ですれ違いぶつかる。その日その時その時間、本当に重なった偶然の偶然。どこかがズレてもすれ違わないしぶつからないし当麻が喧嘩を売ることも無い。喧嘩を売られなければ瀬文は入山から未詳の存在の説明を受けることも無かった。



 テレ朝通りの裏でしょうか?テレ朝通り、にしては狭い。矢部分室、相棒募集中のプレートはあるのですが。
 
 二人に相応しい出会いのシーンでした。


 特にここは瀬文の表情が良かった。顔から体中までを強ばらせながらも、当麻のぶつかりと威嚇に「……?」と違和感を見せる。嫌悪や驚きではなく”違和感”の表情。ただ拒絶するだけにとどまらない力の何かを感じ取ったような顔。

 瀬文こと加瀬さんの演技の話ついでにもう一点。高校生瀬文が父の死を聞くシーンも素晴らしかった。「大山ますたつ先生ー!」と叫びながら瓦割りに挑むときのなんとも弱気な表情。スローで見ると殴る直前から既に眉毛はハの字、眼は涙目な事が分かります。そして一枚も割れずに「イッターーァ!」と絶叫。瀬文、いや加瀬亮という役者から聞いたことも無いような可愛い声。意外と弱虫だったのかな、と一瞬で色んなことを連想させてくれました。加えて「瀬文、すぐうちへ帰れ」と先生から言われた時の表情。きょとんとした後、両目揃えてぱっちり瞬きをする。姿形は大人瀬文と全く同じなのに、なんとも幼さを感じさせる演技でした。流石です。
 
 脱線しましたが、ともあれこれで、TVシリーズで冷泉が予言した「運命の人との再会」に繋がるわけですね。瀬文は予言を捨ててしまいましたが、恐らく瀬文にも同じく「運命の人と再会」が書かれていた事でしょう。


▶続きはのんびり書かせて頂きます( ◞・౪・)◞♡
 

過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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