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映画用語:「B級映画」

 とある作品に対して「低予算で作られた超B級の糞映画」という感想文を見かけました。

 近年「B級映画」という言葉が一般レビューの場で飛び交っています。しかしなんだか使い方に違和感を感じる。B級=罵倒の言葉として使われている気がする。「B級……B級……B級……!やめて!B級悪くないんだぞ!!B級っていうのはな!素晴らしいんだぞ!(ぷんすかぷんぷん激怒ぷんぷん丸の助太郎!!)」と、突如として苛々しちゃった憤慨からこの記事を書いています。てへぺろ。

 改めてわたしの思う「B級」について書き留めておこうと思います。


 ズバリ:B級とは「早くて安い」の意。映画界で言えば「低予算」の意味。

 予算に限りがあるわけですから当然ながら「作品の質も金額通りにそれ相応の規模にそれなりのキャスト」。でもこれが、何だか変化し混乱用語に化けてしまった。要は【B級=「イマイチなもの」の意】として使われている、むしろそちらの意味の方が強い風潮を感じる、ということです。これが気に入らない!(`^´)

 

 ということで書き出してみました。見てお分かり頂けると有り難いんですがハリウッドと日本国内では桁が違うのです。B級!B級!と喚く作品が実は100億円以上かけた挑戦作であることだってあるわけです。「フォレスト・ガンプの羽が舞う数秒のシーンだけで、俺の映画は1本撮れる」と北野武監督が嘆いたのも事実です。そんな事言っちゃうと日本の映画は全てB級映画デス!

  作品の質。評価(興行収入)
    高(名作)
制作費作品名監督




制作費
[ハリウッド]
A級:
1億$(≒100億円)超え
33,200万$ パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド(2007年)ゴア・ヴァービンスキー
28,600万$ タイタニック(2004年)ジェームズ・キャメロン
28,000万$ スパイダーマン3(2007年)サム・ライミ
●●●●
B級と
呼ばれたり
●●●●
大コケ
B級:低予算
100万$(≒1億円)~1億$
100万$ 初代007(1962年)テレンス・ヤング
700万$ 初代ジョーズ(1975年)スティーヴン・スピルバーグ
640万$ 初代ターミネーター(1984年)ジェームズ・キャメロン
1300万$ 初代ロボコップ(1987年)ポール・バーホーベン
120万$ レザボア・ドッグス(1992年)クエンティン・タランティーノ
1250万$ トゥルー・ロマンス(1993年)トニー・スコット
(脚本:タランティーノ)
800万$ パルプ・フィクション(1994年)クエンティン・タランティーノ
1300万$ マルコヴィッチの穴(1999年)スパイク・ジョーンズ
800万$ 28日後...(2002年)ダニー・ボイル
●●●●
本来の
B級作品
●●●●
駄作
C級以下:
100万$(≒1億円)未満
45万$ 激突!(1971年)スティーヴン・スピルバーグ
0.7万$ プライマー(2004年)シェーン・カルース
1.5万$ パラノーマル・アクティビティ(2007年)オーレン・ペリ
  駄作
挑戦作と言われる事も?
制作費
[日本邦画界]
超大作:
50億円超え
60億円 20世紀少年堤幸彦
**億円 踊る大捜査線シリーズフジ
**億円 海猿シリーズ(1を除く)フジ
  駄作
大作・メジャー:
10~50億円未満
14億円 ALWAYS 三丁目の夕日(2005年)山崎貴
23億円 もののけ姫宮﨑駿
40億円 GANTZ(前後込)佐藤信介
  駄作
普通 :
10億円以下
4億円 魔女の宅急便(1989年)宮﨑駿
2.5億円 海猿1(2004年)羽住英一郎
  駄作

 

 でもB級映画だって素晴らしい。表には敢えて高評価を得たメジャーな作品(神作品)を載せましたが、B級映画にはB級映画らしい良い味があるものです。なのにA級の大作の内容が駄作だった場合に「B級だった」とか言うし?逆にB級の神作を「A級」とか言うし?鑑賞者の感想には責任はありませんが、あんまりに「B級B級、駄作駄作」と言われると眉間にシワが寄ってしまうのです。

 B級にグルメを足せば「B級グルメ」、早くて安くてしかも旨い。というならば、B級映画で名作に出会ったのならば「B級名作」など分かるように呼べ!と考えるのだが如何に!?共感は得られるか!?スパーン!!……得られない(ToT)!!

 まあ色々難癖つけようが、B級だからといって面白くなければ面白くないし、A級だからといってお金がかかった部分が理解出来ないと怒るわけでも無いのですが。ただ、駄作を「B級」と一蹴したつもりになっている人の感想に違和感と嫌悪感を持ったわたしなのでした。

 

 

 余談ついでにヨモヤマ話でも。ゼニゼニ。儲けの話でもしましょう。

 よく使われる例です。日本で1億円(≒100万$)で映画を制作したとします。映画入場料金は1,300円。そうすると最低1,200万人の動員があって、やっとプラマイゼロと言われています。儲けはそこから。

 当然1,200万人が動員する作品を1億円じゃそう簡単には作れません。そうなると、12,000万人が動員する作品を10億円で作ろうという話に。すごい世界ですよね。厳しい世界。

 # なお入場料金を1300円として計算したのは2013年の映画概況がまだ公開されてませんが、2012年の平均入場料金は1,258円。2011年は1,256円だったかな、だからです。とにかく例年1,300円には辿り着きません。また、上映するには映画館にお願いするわけですから、映画館にもお金を支払います。状況に応じて上映期間を延ばしたり上映会場を減らしたり。追加があれば宣伝費もかさんでいきますね。

 CG技術が発達しすごい映像が見れるわけですが、CGはお金がかかります。質を求めるがあまり実写よりも更に高いコストになってしまうケースだって少なくはないかと。しかし、希望通りの映像を作ることが出来るこの技術を使わずにもいられないのですよね。

 映画は作れば作るほど赤字と言われる所以はここに。一部の大作、人気シリーズで映画業界は何とかギリギリ保たれていていますが、映画ランキングや予告にすら出てこないような地味な映画は常に大赤字。あっという間に足をすくわれてしまう可能性だってあります。それに大作系であっても大抵は赤字ですからDISCやグッズの販売で必死に赤字を埋めようとするわけです。特に近年、販売DISCの特典が充実しているのもこれが起因でしょう。特にメイキングやインタビュー、裏方撮りなどのオマケはレンタルしても見られません。

 日本映画には「B級」というカテゴライズは無いものの、わたしの感覚としては上述の通り、というところです。最近の話では、ジブリったらかぐや姫に50億の制作費をつぎ込んで、大やけどのようですね。風立ちぬもそれなりに制作費のかかっている作品だとは思いますが、せっかく稼いだ黒字が…恐ろしい…。

 

 書きなぐりましたが読み直しても意味が分からない。けれどなんとなく伝わったら嬉しいです。SPEC結や中学生円山は糞B級じゃないの!!←結局はそこ。

過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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