ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日 - sacsra / NOTE

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ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日

初見
[あらすじ]

 1976年、インドで動物園を経営するパイ(スラージ・シャルマ)の一家はカナダへ移住するため太平洋上を航行中に、嵐に襲われ船が難破してしまう。家族の中で唯一生き残ったパイが命からがら乗り込んだ小さな救命ボートには、シマウマ、ハイエナ、オランウータン、ベンガルトラが乗っていた。ほどなくシマウマたちが死んでいき、ボートにはパイとベンガルトラだけが残る。残り少ない非常食、肉親を失った絶望的な状況に加え、空腹のトラがパイの命を狙っていて……。

 ………トラと、227日間の漂流だと……?

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  映像の迫力が凄くて映画を見たというよりは動物園と水族館と美術館と植物園と海と、そういうところに同時に行ってきたような感じ。

 

 これは映画館で見たかったな。映像がとにかく凄かった。

 

 あとは家飲みとかするときにBGM代わりに流しておいてもいいかも。とにかく映像が綺麗だし、見たことのない動物たちや植物が見れるし。誰かとそれぞれお互いの解釈とか、発見したシーンとか、振り返りながら話をするには持って来いな映画。シーンの解釈については本当にキリ無く話が出来るだろうし、

 

 ちなみにわたしは映像の迫力で船酔いして気持ち悪くなって終わった後に戻してしまうほど(元々胃の調子は悪かったのだけれど)。 

 

 こういう映画見ると本当もう少し宗教勉強しておくべきだよなあ、と思う。少しでも知っていればもっとアレコレ感じられるんだろうなあ、と思う。

 

 主役のパイ。植物園を元に動物園を作る父の影響で小さい頃から動物がとても身近な存在だった。また「神とは何か」と様々な宗教(ヒンドゥー、キリスト、イスラムだったかな)を学んでいく。神を否定するのではなく肯定的に神を信仰する。パイはとてもとてもピュアだ。本当にとてもとてもピュア。

 

 ただ遭難してパイはピュアではいられなくなった。ハイエナを殺すトラが現れたのだ。パイの中に。ハイエナを殺しただけじゃなく、恐らくもっと、何かがあった。それから空腹や不安、絶望、恐怖の中から、パイはトラのように暴れ苦しみ怯えたんじゃないかなと思う。

 

 パイは自分の中のそうした攻撃的な自分自身の事を後悔し抑制し鎮圧しようとしたり上手い付き合い方を探ったりする。でも出来ない。嵐の夜にパイが見た神のシーン。それから島のシーンではパイがトラを置いていけなかった描写。あれは絶望の中、パイはパイで神についての解釈が定まった事、それから自分の中にある裏の自分がいたからこそ今生きていられると自分を励ました、正当化するしかなかったという比喩だと思う。

 

 最後、無事に漂着した時。トラは振り返らずジャングルに消えていった。パイは「またさようならが言えなかった」と嘆き悲しみ悔しみ悶える。漂流が始まって最初にオラウータン達が死ぬシーンの後から、初めて涙を流す。

 

 漂流した人の気持ちは計れないが、パイは無事に漂着し、その瞬間自らの中にあった悪が一瞬で消えていく事を感じたんじゃないだろうか。消えたと解釈するか、自分の知らないところで今も元気に?潜んでいると捉えるかは私にも分からないけれど。

  

 最後に妻の事をネコと比喩する。ネコと子供2人。最初はほんとに猫かと思ったら料理上手の普通の奥さんだった。それに気づいてふっと笑ってしまう。

 

 

 

過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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