オールド・ボーイ - sacsra / NOTE

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オールド・ボーイ

初見
[あらすじ]

 ごく平凡な人生を送っていたオ・デス(チェ・ミンシク)はある日突然拉致され、気がつくと小さな監禁部屋にいた。理由も分からぬまま15年監禁され続け、突如解放される。復讐を誓うデスの元に現れた謎の男(ユ・ジテ)は、5日間で監禁の理由を解き明かせと命じるが……。


 大変な物を観てしまいました。衝撃作でした。お食事中、あるいは直後、もしくはこれから楽しいお食事の予定のある方などは、この感想読まないで下さい。わたしも言葉が選べそうにないです。



 ……………………。

 見終わった後の感想……。ドブネズミの嘔吐物を集めて絞り汁にしたものを飲まされたような。腐った動物の死骸まみれの井戸に頭まで潜らされているような。呼吸をするのも嫌になる、口を開けたくない、おぞましさと嫌悪と鳥肌と……。自分が女であるからこそ、格別の気持ち悪さを感じるのでしょうか。

 しかし、嫌いな作品、とは言えないのです。むしろ傑作、怪作。そこがまた気持ち悪いのです。


 テンポ良く物語は進み、どんどん惹きこまれていきます。結構気軽に観ていられます。(エログロなのですが園監督方に鍛えられすぎてしまったのでしょうか。そこまでのNGさは感じてませんでした)気軽に、というよりむしろ、面白く観ていました。

 普通の男、割とお気楽なお調子者の男で、その日も大変に酔っ払っていました。そんな男が突然拉致され監禁されます。窓のないワンルームのような部屋。当然の事ながら「いつ出してくれるんだ」「何なんだ」と毎日叫びます。何が起きているのか理解出来ないながらに、自分を閉じ込めた見えない犯人に媚びを売ってみたり、怒号を鳴らしたり。まだ元のお気楽な男というか、理性のある行動を取っています。

 しかし監禁されて暫くして。部屋にはテレビもあるのですが、ニュースで男の妻が殺された事件が報道されます。犯人は夫(主人公の男)という事になっています。証拠となる物証は監禁された部屋で使ったことのある小物達。男は監禁された部屋で絶叫します。

 それから1日、1ヶ月、半年、1年、2年、3年……、そして15年。

 食事はきちんと出前のものを与えられます(但し15年間同じものを食べさせられ続けられるのですが…)。本人がいくら暴れようと汚そうと狂おうと、毎日煙で強制的に眠らされ、その間に部屋の掃除も行われます。自殺することも出来ません。

 自分が何故そんな目に合わされているのか、そして妻を殺したのも間違いなく自分をこんな目に遭わせている犯人に違いない。男はある日を堺に脱走を決意します。真実を明らかにし復習を遂げるため。何年も何年もかけ壁を削って(壁の削り方は是非作品を観て……。とは言え観賞を安易にオススメも出来ないのですが)。そして見事に脱走に成功するのです。そして15年の間に大きく変わった社会に戸惑いながらも町に飛び出していくのです。

 そんな無一文の男に、無言でお金を渡すホームレスが現れます。「何も聞かない方がいい」という言葉だけ残し、お金を手渡し男の元を去っていきます。男は大きな疑問と違和感を持ちつつも現金に感謝し、それを元手に自分を監禁した犯人探しを始めるのです。

 実は全て犯人の手中なのです。脱走も、お金を渡し自分へ辿り着くのを待つのも、犯人のシナリオなのです。



 ここまで、書いても全然ネタバレにはなっていません。話はここからなのです。わたしは、この作品は、よっぽどの映画好きで映画慣れしている人じゃない限り、一人で見たほうが良いと思います。或いは、2人が見るにしても、別々に見たほうがいい。

 オールド・ボーイ。クソガキ……、クソガキジジイ……、訳に戸惑いますが。怪作。恐らくわたしはきっといつかまた観てしまうと思います。あの憎しみの目を、あの絶望の目を見るために。そしてまた観終わった後に吐いてしまう。最悪の作品です。ただ、作品の作り、スピード、キャラクターの光、強さ、映像、そしてシナリオ。何をとっても、大変残念で、言いたくないのだけれど、素晴らしい。
過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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