[ドラマ]独身貴族 第七話 - sacsra / NOTE

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[ドラマ]独身貴族 第七話

恋の望みが耐えた時にも、なお愛している男だけが、恋とは何かを知っている。(フリードリヒ・フォン・シラー)


[ まとめ ]

 予告、今度は玲子嬢の「この数週間あなたの心にはあのお方が居たのですね……」のシーンがカットされていましたね。でも、独身貴族の予告カット、むしろわざとなのかも。あの一言を守に直接言う玲子嬢は見たくない。けど、心の叫びとして聞けてよかった。他の回でも予告カットがあった気がするし、予告もストーリーの一部として作られているのかもしれませんね。

シーンキーワード 曲名 映画タイトル 備考/メロディ
OP:前話回想 East of Eden エデンの東を    
OP朝:玲子嬢訪問 独身貴族のテーマ 独身貴族オリジナル    
OP:水島部長より製作進行を言われる I could have danced all night My Fair Lady    
ユキ:脚本を直したい…社長と直したい Wouldn't It Be Loverly My Fair Lady    
オープニング Hub Caps and Tail Lights ティファニーで朝食を    
進会社:ユキの脚本デビューを発表 Passepartout 80日間世界一周    
ユキ:脚本に集中したい The Glove The Sting    
ユキ:進に脚本のアドバイスを求めるが… Butterflies In the Subway ユー・ガット・メール   new!
ユキ:進に脚本のアドバイスを再び求めるが… Butterflies In the Subway    
守・進:玲子嬢の手料理 The Theme From A Summer Place' 避暑地の出来事    
守:再び会社へ Paris Arrival 80日間世界一周    
会社:守の読破本倍増 Brenda Brenda(Calliope) バグダッド・カフェ    
守:叔母の訪問
ユキ:進にイライラ
The Way Betrayed (Sample No.4) new!
進・ユキ:喧嘩 Dreaming 独身貴族オリジナル    
山P:脚本についてコメント Theme from "Stowaway in the Sky" LE VOYAGE EN BALLON Nelson Riddle new!
ユキ:進を拒み守にメール Smile モダンタイムス チャーリー・チャップリン  
進・ユキ:おでん仲直り、守:倒れる Born To Be Wild ケイティ    
全員:守、病院 Dreaming 独身貴族オリジナル    
守:ユキに進を信じるよう進言 Over The Rainbow オズの魔法使い    
守:玲子へ涙のプロポーズ Forrest Gump Theme フォレスト・ガンプ    

 今回の追加投入曲はさっぱり聴いたことのないものばかり…。もう駄目かも><(笑)ネットを漁る漁る……。

 今回は感想がすごく長くなってしまったので、人物別にまとめます……。

 

玲子嬢

 なんて素敵な出来た人なのでしょう……。結局ある日を堺に自暴自棄な姿に変化した守を一番心配してきたのは玲子嬢に見えました。

 やっぱり。守が靴を捨てた時、玲子は敢えて理由を聞かなかったのです。敢えて踏み込まなかったのです。聞かなかったのは配慮か恐怖かは分かりませんが、ただの無関心や脳天気なわけでは無かったのです。守の前で明るく陽気に振る舞っていたのは、重たい女だと思われないようにしていたのでは無いでしょうか。守の部屋をあれこれ装飾したのは、嫌がられるのを重々承知の上、守を刺激し喧嘩したかったからではないでしょうか。「なるほど」「たしかに」以外の会話がしたかったのでは無いでしょうか。でも部屋に泊まらないのは、眠る時間だけはしっかり取って欲しい。ゆっくり休んで欲しいと願っていたからでは無いでしょうか。

 実はわたし、散々玲子嬢を応援してきましたが、実は玲子嬢こそが「一番の独身貴族」なのではないか、と睨んで見ていました。敢えて嫌われるようにしたり。相手から断られるように仕向けているのではないか、とも取れるよなーっと思いながら見てました。仮にその説が正しかったとしても、今回守へ心が動いていたことが確定しましたね。疑ってごめんなさい玲子さん><

 

 玲子を部屋に招き入れ、ヤケクソのように仕事に打ち込み、完全に普段のペースを崩し暴走状態の守。玲子嬢は寝てしまった守にそっと毛布をかけ、声は控えめになり、黙っていつも見つめてる。今までの強烈なインパクトが今回で一蹴されてしまいました。(玲子がタンパク質まみれの料理を朝から出すのも、玲子の食事は嫌でも食べる守の行動を理解した上でのものなのではないでしょうか。玲子がいなかったら守は何も食べていないかもしれません。)

 何が理由か分からず、ただただ自暴自棄な守を止める方法も分からず。玲子嬢はとても悩んでいたのではないでしょうか。

 「玲子さんから聞いたのだけどアナタ全然休んでいないんですって?」叔母がわざわざ守の様子を見に会社に行きましたよね。あれは、守のことが心配で心配で仕方ないけれど自分では口を出せる身ではない、自分の言うことは聞いて貰えない。すがる思いで玲子が叔母様へ相談したのではないでしょうか。

 現王子家・直伝のビーフシチューの夜。守が食後にまた会社に戻ると言い、出ていきます。あの時部屋の中で話せばいいのに、守が進をわざわざ部屋の外へ呼び出して脚本の進捗について聞くシーンがありましたよね。ドアが閉まるまでに終わるその一言だけの会話、部屋で話せば済むのにわざわざ外で。それを笑顔でずっと手を振り続けながら聞いている玲子の姿、印象的じゃありませんでしたか?もしかしたら玲子嬢は、守の悩みの1つに「進さんが関わっている脚本」というものが浮かんだのかもしれません。(※守の行動は、守が決めた「家の中で進とは仕事の話をしない」ルールに従っただけだと思うのですが)

 その後守が倒れた日。玲子嬢、涙ぐみながら血相を抱えて病室に飛び込んできます。そして廊下で玲子とユキが挨拶をするのですが……。進が「守兄さんに会ってってやってよ」と言う言葉に「やめときます。いつも喧嘩になっちゃうんで」とトンデモな返しで断るユキ。(ちなみに一般常識的には、異性ならそういう親しげな話は控えるべきですし、仮に同姓の同僚だとしても、婚約者に「毎度喧嘩になる」と話すのは、付き合いの浅さ次第ではただの悪口です。ユキの発言は相変わらず常識知らずすぎる)

 感の鋭い玲子、嫌な予感が確信に変わったのでしょうね。守を苦しめ過労で倒れるまでに至らしめたのは目の前の女性である事に。お披露目試写会のパーティの時に守が手をひいて走っていた女性である事に。玲子はユキと目を合わせられなくなり、伏し目がちになり、慌てて「お洋服を取りに行ってまいりますわね」と、角の立たないよう振る舞いながらその場を小走りに離れていく、すごく顔がこわばっていました。俯いていましたが、口を真一文字に結んで。守が一番大切にしている相手だと瞬時に理解したのか、それを踏まえて自分の感情を抑えられそうにないと判断したのか。どちらにせよ玲子嬢、あの廊下のシーンでわたしはウッとなってしまいました……。そしてユキにイラッと。

 

 守の病室での立ち振舞も最近の玲子嬢通り、ただ黙って側にいるだけでした。ユキのことも全然問い詰めない。倒れるまで働いた事についても責めない。なんて出来た人なんでしょうか。

 しかし守が「改まって話がある」と切り出した時。ひとつ動作がとまって、ひとつ息を飲み、静かな表情で「春野ゆきさんの事ですね」と直球の図星を突き、守に対して真っ直ぐに座りました。すごく美しかった。続く言葉たちもとても理路整然としていました。いつものように過剰に明るく、いつまで経っても終わらないダラダラとした面倒臭い話し方ではなく、ポイントを抑えた聡明な喋り。普段の姿はやはり玲子嬢なりのわざとの工夫だったのかもしれません。(ちなみに、守が玲子嬢の感の鋭さに驚かなかったのは、黙って側で支えてくれた玲子の本質を見抜いたからなのでしょうか)

 

 守が涙を溜めてユキへ感じていた想いを話す間も、玲子は涙を堪え黙ってまっすぐに聞いていました。瞬きもせず、しっかりと守を見つめていた。わたしは玲子嬢のその気丈な振る舞いに心が震えてしまいました。

 そして守の精一杯のプロポーズ。ついに玲子の瞳で堪えていた涙がポロ、ポロポロと流れ落ちました。ううう!><

 ちなみに「話はしっかり理解いたしました、気持ちは良く分かりました」という頷きには見えましたが(それがまた優しく見ていて切ない……)、プロポーズに対しOKなのかはちょっと分からなかったです。玲子嬢、人柄が良く頭の回転が良すぎていつも損を取ってきた人なのではないでしょうか。

 

 「守さん、わたくし、本当に心配したのですよ。守さん、わたくし、本当に本当に心配したんですのよ!」病室に飛び込んできた時の玲子の悲痛の声。怒りが混ざったような悲しみの叫び。あの声を思い出すとまた涙が浮かんできてしまいます。

 

 ……(´;ェ;`)ウゥ・・・。完全に玲子嬢応援派です。どうかうまくいってほしい……。守とはダメでも幸せなラストを玲子に用意してあげてほしい。ていうか守と幸せになってほしい。

 

ゆき

 私的に前回までのユキの行動には多大なる違和感(ほぼ嫌悪感)を持っており、今回でも所々(=n=;)……な箇所がありました。今回の最悪は直接守にメールしたこと。メールすること自体も非常に良くないのですが、その後が最悪でした。メールで一方的にときめくような内容で相談しておいて、投げっぱなしで、後々社長から聞かれるまで放置。守から「メールを読みました、大丈夫ですか?」と聞かれて初めて、そういえばメール送ったんだ、と思い出したかのように答える。しかも内容が「ああ、あの後専務がおでんを持ってきてくれて♪もう大丈夫です!専務と一緒に作ってるんだってすごく感じるんです、専務と二人で描き上げます♡」。……。……散々守が手伝ってきたのに……。……しかもその会話は守の病室……。開いた口が……。

 

 他にも、いつも社長と専務に贔屓され、自分より先にいた脚本家志望の先輩たちを差し置いて遂には山P主演での脚本家デビュー。発表の時のあのドヤ顔。それだけだって本当なら周りのみんなは悔しくてハラワタが煮えくり返ります。

 このシーン。先輩の川越君も、その発表を聞いた時、下を向いて悔しそうな顔をしてる。でもその後、すぐに息を飲み込んでおちゃらけ、専務のノリに合わせ、おバカぶる。川越君は実は、空気を読んでいるだけなんじゃないだろうか?バカでチャラいのは「そういうニーズ」と思い自分を演じているのでは?玲子嬢のように、守のように、少し屈折した深みのある人間なのでは?いつか真面目な姿の川越くんが見れるのではないか。深読みしすぎかな。でもさりげなく疲れた皆におにぎりを差し入れたり。ただのお馬鹿さんでは無いと思うのです。そもそも脚本家志望で入社している時点でスキルは持っている。あの本の量を、あの守が迷いなく川越君に託す。(担当業務なのかな?と思っていたもののその後の本は秘書に託したのを見て、担当業務なのではない。守からの信頼を得ているのだ、と感じました。)やっぱり彼がただのチャラ男だとは思えないのです。

 

 なのに「ここじゃ集中出来ないんで場所を変えたい」とか我侭を言って専務を連れ出し専務の通常業務を完全に潰し、しかも専務がアテにならないとイライラしたユキは終いには感謝の言葉ひとつ言わずに「一人になりたい」。(=n=;)……。姫を超えてあなたは王様かっ…ていう。公私混同があったにしても、朝から夜中までずっと側にいてくれて、分からないながらに応援してくれる付き合いたてホヤホヤの好きな人なんですよ…。理解出来ない。

 社長の守は完全仕事スイッチすぎて現場にはどんどん嵐のように仕事が降って下りてくる。頼みの綱の専務もいない。会社のモチベーションは専務がいつも盛り上げていましたが、ユキに占有され……。通常の仕事自体、ユキの不在は痛手になると話していたのに、そこに加えてのこの事態。現場の様子はコメディタッチに描かれていたけれど、現場だって相当な逼迫が起きていることでしょう。ユキは人としてその事を理解しているのだろうか。

 確かに与えられたチャンス、託された仕事。脚本を立派に仕上げて会社の評価を上げることが最優先事項だけど、それにしても。勿論病室の廊下でのやり取りも酷かった。うーーーーーーーん。

 

 あまり嫌味を感じずにいられるのは北川景子ならではですね…。違う人だったらボロクソだろうな。大好きな北川景子さんだから、まだわたしの中にユキを信じたい気持ちが残ってる。

 

 進は本物のバカで浅はか、だけど憎めない、けど憎たらしいかっこいい姿ですね。トム・クルーズのようだ。そうだ、レインマンの日本版でもやってほしいなー弟役で。兄役は……草なぎさん、いいな(笑)

 

 神がかってましたね。草なぎ剛というより、守そのもの。

 特筆すべきはやっぱり最後の病院でのプロポーズのシーンでしょう。あの顔の筋肉の使い方。目の光の優しさ。恥ずかしそうに、真面目に、時に困ったように、諦めたように、甘えるように、すがるように、でも穏やかな表情に変わり、そして晴れ晴れとしていく。あの表情を一言で表す言葉をわたしは知りません。あのシーンは永久保存が必要かもしれない……。とんでもない神回が突然現れましたね…。

 そこにまたBGMでフォレスト・ガンプーー!ここでまたフォレストかけてくるかー!やめてーー!泣いちゃうー!っていう(笑)まあかかってなくても泣くんですけど。守が恋をし、伴侶を求めたいと思ったことも、玲子にそれを素直に話したことも、そして玲子にプロポーズしたことも、全てが奇跡でミラクルですものね。やっぱりフォレストは奇跡のテーマなのかな。

 守の少しずつ変わっていく表情。目を瞑っても浮かんできます。今年の私的ドラマ神演技はあまちゃんの橋本愛と、薬師丸ひろ子。半沢直樹の近藤を演じた滝藤賢一、かなーと思っていたけれど、どかーんと草薙さんが入ってきました。名演だった。主役なのに主役以上に主役だった。主役が主役を食った。

 あのシーンの草薙さんは、足し算の演技ではなくて、引き算の演技なのでしょうか。力みのない、丁寧で繊細な演技。完璧主義者さんなのかな。しかしまあ、思い出しただけで、また涙ぐんでしまいますわ。話の内容はSMAPの「セロリ」を思い出しました。

 


過去に書いた記事もちょいちょい書きなおしたりします。記事作成日はリスト調整のため、手動でいじる事が多いため、観賞順ではありません。
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